6月22日より採血による新型コロナウイルス(COVID-19)抗体検査を開始いたします
※過去の感染歴を調べる検査で、現在の感染を判定するPCR検査とは異なりますので、ご注意ください。
個人様でも、企業様でまとめての検査もご対応いたします。
他の患者様と対面しないよう診察時間の調整を行いますので、検査をご希望の方は必ずお電話にてご予約をお願い致します。
TEL:03-3662-1166
イムノクロマト法(ICA法)を用いた簡易の迅速キットについては、「精度に課題がある」との報道もあり、より精密なECLIA法(電気化学発光免疫測定法)を用いたロシュ社の検査を採用いたしました。
【検査方法】
※検査からの結果が出るまで2、3日必要です。
定期血液検査の際、同時に検査することも可能です。
現段階では保険適応外となりますので自費になります。
初回 ¥6,000
2回目以降¥5,000
(税別)
※ご来院の際は必ずマスク着用でお願いします。
現状では、発熱などの症状や感染者との濃厚接触の可能性のある人しかウイルス抗原検査(PCRなど)が受けられません。
また、コロナウイルス感染した場合必ずしも発症するのではなく健常に復している例が大変多いことも知られています。
これは、知らぬ間に感染していた(不顕性感染)ということを意味します。
抗体検査はウイルス自体の存在を確認するものではなく、ウイルスと接触した免疫記憶(IgG抗体)がどの程度あるかを調べるものです。
現在世界中で準備段階にあるウイルスワクチン接種後に免疫を得られたかの検査にも用いられます。
ウイルス感染後に体内で抗体が作られるには約2週間はかかります。
すなわち結果が陰性だからといって、直近の感染を否定することはできません。
ご了承下さい。
抗体がある場合は免疫を得ているということですが、ワクチンの必要性判定の一助ともなります。
ただ、免疫があるからと言って二度と罹患しないかどうかは今回のコロナウイルスでは確実なことは言えません。
免疫力があってもその免疫力を発揮できないような状態、すなわち高度の疲労や他の疾病に罹患している時には、再び侵入したウイルスにより発症する可能性があります。
これは、インフルエンザワクチン接種後と同様です。
ウイルスが変異した場合には獲得した免疫では勝てないこともあります。
しかしながらCOVID-19はインフルエンザウイルスに比べ変異が少ないとも言われております。
万一抗体価が上昇していたらコロナウイルスに接触した証拠ですが、このことは返って、今後の日常生活のあり方に重要な示唆を与えると考えております。